ほんとのこと言おう

本当はわかってきてる、彼女にはたぶん今誰かいるんだってこと。
たぶん彼女はわかってる、俺が彼女の事が好きだってこと。
それでも会ってくれて遊んでくれるんだ、それが本当に嬉しい。



今日が俺的D-dayです。ノルマンディー上陸です。史上最大の作戦。the longest dayです。今日会いに行きます。最初はただ飲むだけのつもりだったけど、早めに行ってどこか行こうっていったら「いいよ!」って昨日の夜返事がきた。今日だけはずっといっしょにいられるんだ。別に適当な予定で断わったっていいんだもんね。それでも会ってくれる、それだけで嬉しい。



もし俺の推測が本当だとして、その上で彼女が望んでくれるなら、俺は彼女の人生史上空前絶後最強至極の男友達でいたい。
俺は一人、この人に恋愛感情を持たなかったのは人生史上最大のグッジョブだと思ってる女友達がいる。その人のことを俺は素敵だと思うしかわいいとも思うけど、恋愛感情じゃない。でもその人には何でも話せるし、俺のいままでのいろいろを知ってる。もし近くにいれば今回のことも相談したかったなとも思う。そういう存在にもしなれるなら、全力でそうなりたい。


今日はそれでもたぶん言うつもりだ。
言う前に聞くかもしれない。もしかしたら、彼女からそういう話があるかもしれない。そしたら最後にでもいいから、いままでずっと好きだった、と言おうと思う。きっとこれからも俺は彼女のことをどんな形であれ好きだろうと思うけど、告白できるのはこれが最後だろう。もう彼女もそれなりの歳だ。そう遠くない将来には結婚するんだろう。きっと次はない。

だから、俺がいままでの人生で出会った中で一番素敵な人はあなたです!って正直に言おうと思う。せめてそういう時は少しくらい格好つけられるといいな。少し感動してくれたらいいな。そして、笑顔で次に「友達として」遊びに来る約束ができたらいいな。そう思う。女性としてはもちろんだけど人間として好きだ。はっきりいって他にかわいい人はたくさんいる、でもそういうんじゃない。どうしても惹かれて惹かれてやまない人。なんなんだろう。業が深いな。


もしここに書いたことが思い過ごしなら、それはそれでいい。でもきっと当たってる。
惚れて10年振られて9年、再会して4年、2人で会えるようになって1年。
21世紀の最初の10年はこの人のためにあった。俺にとって。もうすぐ2009年度の終わりだ。キリもええやん。

覚悟は決まった。
今回のことは笑い話にするつもりはないよ。心の底から俺が望み続けたことの終焉を、笑顔で迎えて見送るための戦い。世界の真実が明らかになる日。





…やばい寝られなくなっちまった。せっかくの日だっていうのに。
でも覚悟が固まったからいいや。